整体に整体師は要らない!?

整体師範 香野勇雄 のブログです。

免疫を強化する方法③

こんにちは。江の島整体「癒芽身」の施術長 香野です。

今回も新型コロナウィルス対策のコラムです…が、その「コロナ対策」的なフレーズ自体に、ある種の❝古さ❞みたいなものをここ数日のうちに急に感じてしまいまして…。

そこで今回のタイトルからは、敢えてその冠を外して(冠…まさに!)いこうと思います。

 

内容的には、暫くは引き続き免疫強化の話をしようと考えています。勿論この時期だからこそという意味合いもバッチリですし、それに限らずとも「一生もん」の情報として見て頂いて宜しいかと思います。

 

それでは!…と、その前に、

本題と全く関係ないのですが、我が家のカラーが咲いていることに気付きまして、思わずシャッターを切りました。今、春なんですね、実は。…そう、春なんです、本当は。

 

 

こうした身の周りにある生命の息吹を感じるだけで、なんかこう…スッキリとした爽快な気分になったりします。…そうです。この「スッキリとした爽快な感覚」=免疫が高まったことのお知らせなので、皆さんも是非この ❝物差し❞ を日頃のコンディション作りにお役立てください。

 

…では! 前々回&前回に引き続き『免疫と深く関わる食べ物』についてお届けいたします。

※巻末にインフォメーションを掲載

 

現在各メディアで様々な免疫強化の方法が提案されているようですが、それらに対する賛否は論じないということを基本姿勢として、ここでは「よく言われていることの復唱」だけにならないよう、僕がこれまで経験した臨床や実体験を踏まえた上での考察などを混じえ、少し違った角度からの提案もさせていただこうと思っています。

 

前回は、

砂糖、小麦、乳製品は、健康なカラダを創るにあたって❝超アゲンスト❞な「食べないに越したことはない食べ物」であり、それらを日常的に食べ続けていると「粗悪な材質でできたカラダ」と「ネガティブな性格」の ❝打たれ弱い(免疫の低い)人間❞ になってしまう!というお話でした。

 

そして今回、

それぞれの何がどうカラダに悪影響なのかなどについて、あまり難しい話にならないよう簡潔に書こうと思っています。

 

さて、ここまで一方的に「砂糖、小麦、乳製品、ダメ~!」と言ってきてしまいましたが、むしろそれらを「敢えて食べている」「意識して摂っている」という方も実は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

 

では、砂糖から検証していきましょう。砂糖を摂取する理由については例えば、

 

「脳を活性化するには良いので…」

 

「疲れた時に即効元気が出るので…」

 

「イライラが一気に落ち着くから…」 などなど

 

と、こんな感じでしょうか…? さあ、どれも納得感があるようにも見えます。

ですが、実はそれら理由の何れもがその毒性を裏付ける説明ともなっているのです。

 

砂糖を摂る理由の「脳を活性化する」「疲れた時に即効元気が出る」「イライラが一気に落ち着く」…こうして見てみると良いこと尽くめ? いやいや、騙されてはいけません。それらの❝効能❞がもたらされる前提を怪しんでください。

 

「脳を活性化する」⇒ そもそも何故、脳が活性化していなかったのでしょうか…?

 

「疲れた時に即効元気が出る」⇒ そもそも何故、疲れていたのでしょうか…?

 

「イライラが一気に落ち着く」⇒ そもそも何故、イライラしていたのでしょうか…?

 

それはズバリ、日々砂糖を摂っていたからです。

 

上記の❝効能❞は何れも、砂糖を摂った直後に血糖値が急上昇することから起こる生理的な反応で、この作用が一時的な覚醒をもたらし、調子が一気に高まったような❝感じ❞を得るのです。

 

そのメカニズムやGI値(血糖値上昇の指標)などに関しましては、小難しい話になりますのでここでは触れません。

 

ですが実際には、その変化はマイナスからゼロへの移動であって、決してゼロからプラスへの移動ではないのです。自己の状況分析というものは往々にして「普段=基準値⇒ゼロの状態」と勝手に位置付けてしまいがちで、普段がマイナスの状態にあってもそれに気付き難いのです。

 

マイナスの状態とは即ち、免疫が下がっている状態であり、それが普段であるということは、常に健康面でリスクを背負って生きているということになります。

 

近世から現代まで続いている医学の在り方⇒薬物による対処療法に慣らされてしまったが故に「急に効く」ことが即ち「高く評価すべきものである」というような幻想に取りつかれて(=洗脳を施されて)います。この呪縛から抜け出すことが、強いカラダを持つ人間になるための第一歩です。

 

「急に効く」を欲する時点で、そもそものコンディションはマイナスに陥っている⇒免疫が低下している状態にあり、望ましいことではないと知るべきでしょう。

特に何を欲するもなく、何をしたわけでもないのに「なんとなく良い気分」の時こそが、免疫の高い状態なのです。

 

砂糖を日常的に摂取する人は、

 

普段は頭がボーっとしていて、疲れていて、イライラしている。だが、

砂糖を食べた直後だけ ❝まとも❞ になる人

 

になってしまうのです。

 

砂糖は全身の血液をネバネバ&ドロドロ状態に変貌させ、その血液は血管の中をこびり付くように流れ、その内壁を傷だらけにしてしまいます。言うまでもなく血は生命の要です。

 

その結果、全ての機能が低下し「本領を発揮することのない弱いカラダ」が出来上がるのです。

 

多くの人々が糖質を摂り過ぎると、糖尿病になることは知っています。ただ、病気になったとするのは人が決めた基準値をオーバーしただけのことです。糖尿病でなくとも、血糖値が正常の範囲と診断されたとしても、この先ずっと砂糖を摂り続けていく以上、その人は糖尿病予備軍であり、既にカラダは満足に機能できない状態にあるということを知っておくべきでしょう。

 

因みに、最近よく耳にする「糖質制限」として、炭水化物も含めた全ての糖質において摂取を積極的に制限すべきであるとする提案が活発になされています。

 

理論的には僕もこれに賛成ではあります。ですが、これを徹底的に課した日常にしますと食生活そのものがつまらないものになってしまい、むしろカラダに良くない気がします。

 

いくら健康のための行動であっても、それが自我を抑え込むような我慢の継続を強いられることであったとしたら、結果として病気をおびき寄せる原因因子にも成り得ます。そこら辺のバランスというものは健康を考える上で常に難しいテーマです。

 

糖質制限」の最優先品目は疑う余地もなしに❝ぶっちぎり❞で砂糖であり、その摂取をしっかり控えることが出来れば充分に糖質の制限は達成されると思っていただいて宜しいかと思います。

 

それでもまだ「黒糖は大丈夫でしょ?」「三温糖は逆にカラダに良いんじゃないの?」なという声が聞こえてくる気配が無きにしも非ずなので、改めてここでハッキリさせておきましょう。 

 

前回の復習です。ここで言う砂糖とは、

 

サトウキビを原料とする食品全て

 

という定義であるとご理解ください。

 

さて今回はこの辺にして、次回は小麦について書いていこうと思います。

それでは失礼します。

 

皆さまの健康を心よりお祈り申し上げます。

 

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