新型コロナウィルス対策 ~ 免疫を強化する方法① ~
整体コラム2020年5月号、今回も新型コロナウィルス対策のコラムをお届けいたします。
この騒ぎが収まるまでの間は『免疫を強化する方法』を中心に書こうと思っていますので、心身共に健康な生活を維持するための参考にしてください。
また、翌月を待たずに不定期にアップしていこうと思っています。こんな時だからこそのお役立ち情報のご提供を心掛けてまいりますので、何卒宜しくお願い申し上げます。(※巻末にお知らせアリ)
新型コロナウィルスに関しまして、僕はウィルスや細菌、伝染病などに関しましては専門外ですので、感染状況の分析や考察などの言及はこのコラム上では極力控え、あくまでも1/代替医療の従事者という立場から書かせていただきます。
また、現在各メディアで様々な免疫強化の方法が提案されているようですが、それらに対する賛否は論じないということを基本姿勢として、ここでは「よく言われていることの復唱」だけにならないよう、僕がこれまで経験した臨床や実体験を踏まえた上での考察などを混じえ、少し違った角度からの提案もさせていただこうと思っています。
今回は、『免疫と深く関わる食べ物』についての提案をしたいと思います。
この騒ぎが予想以上に長期化している中、テレビ番組などから、やれこれが免疫に良い、やれあれが良いと、次々に色々な❝免疫フード❞を紹介され、その度ごとにレジの長蛇の列に並び「…でも、これいつまで繰り返せば良いんだろう?」と、もうそろそろスタミナ切れを感じているという方を助ける意味においても、このコラムは価値ある情報にしたいと思います。
…では、この場を借りて、僕が究極の『免疫応援食材ベスト3』をハッキリさせます!…などと、言い放ってみたい感もありますが、「それは無限に存在します」と申し上げるのが誠実なところである、というのが僕の見解であります故、残念ながらハッキリさせることはできません。
ある人にとっては免疫を高めたものが、ある人にとっては免疫を下げることになったりするのが、
栄養摂取という分野に付いて回る❝難しさ❞なのです。人のコンディションは十人十色ですから。
そこで、ここでは違った角度からのご提案をさせていただきます。
例えば…食べ物の話ではないのですが、皆さん、こんな経験ありませんか?
部屋が散らかりがちだから新しい収納棚を買おうと色々探した…けど、
「これ!」という棚が中々見付からない…ので、
ひとまず今ある収納棚から「使わないのに何となく仕舞っておいたもの」を捨てた…後に、
今一度持ち物を整理し直した。→それ以後、部屋が散らからなくなった。
「はいはい、ありがちありがち」「ついこの間、まさにこれでした!」って感じですか?それとも「これ、出来ないんだよなぁ、私は間に合わせの棚でもすぐ買っちゃうタイプだな」とか?
後者の方ごめんなさい。棚を買わずに済んだ人は、様々な得を手に入れることに成功しています。
まずは単純に「部屋のスペース」と「お金」。これは考えるまでもなくですが、実はそれらよりも桁違いの得をこの人は手に入れている、と僕は思うのです。
では僕が思うところの、この人が手に入れた桁違いの得とは何なのでしょう…? それは、
「使わないのに何となく仕舞っておいたものとの決別」と、その「成功体験」です。
そして、これらが桁違いの得である理由は、幾つかの重要な発見をもたらしたことにあります。
その1.今現在の自分にとって、「必要な持ち物」の発見
その2.今現在の自分にとって、「持ち続ける必要のない物」の発見
その3.今現在の自分にとって、「新たに持つ必要のない物」の発見
…どうでしょう、これらを明確にできたら毎日の生活が格段にスムーズになるとは思いませんか?
そして、これら3つの発見が、以下に記したもう1つの重要な発見をもたらします。
その4.今現在の自分にとって、「新たに持つ必要がある物」の発見
…どうでしょう、これで無駄遣いも減るし、ちょっとセンスも上がる予感がしますよね。
そう、棚を買わずに済んだ彼(or 彼女)は、不要な持ち物と引き換えに「発展するチャンス」を手に入れた、というわけです。
よく言う『断捨離(だんしゃり)』のような❝心構え❞や❝決心❞みたいな「力み」は持たない方が、要or不要物の仕分けは捗りますし吟味の精度も上がります。「あれ?これ要らないじゃん」ポイっ「あ、これも」ポイっ…そんな感じです。
さぁ!ここまでの余談を心の隅…いや、大切な話を心の真ん中に留めていただきながら、そろそろ今回の本題、『免疫と深く関わる食べ物』の話に入ってまいりましょう。
多くの人は、『免疫と深く関わる食べ物』と聞くと「何を食べれば(摂れば)良いのだろう…?」と反射的に考えてしまうのでしょうが、例え自分の体質やその時のコンディションに合う❝免疫を高めるであろう食べ物❞を総て、しかも絶妙なタイミング且つ絶妙なバランスで食べたとしても、その充分な効果を手に入れるためには不備です。
ではここで、プロローグで述べました❝大切な余談❞を思い出しながら、次のフレーズを暗記してください。
❝足し算❞ の前に ❝引き算❞
これは、僕がお客さんに「健康な心身を創っていくための必須セオリー」として常日頃お伝えしている常套句なのですが、本日のテーマに準えた言葉に置き換えてみます。
「免疫を高めるための大切な心掛け」
つまり、今より健康な心身を創っていく=免疫を高めていくためには「何かを始める」より先に、「何かを止める(or 控える)」ことに着手していただきたいのです。
これを僕は声が枯れるほど、お客さんは耳にタコができるほど、共有させてもらっています。
例えば、姿勢が悪いことで何らかの健康に不具合が生じたとした時、ヨガ教室に通い始める or カーブスに入会するよりも前に、ソファに座る時間とスマホをイジる時間を減らし、脚を組む癖と荷物の肩掛けを止めてみる、ということなどに着手して欲しいと、整体師の僕は思うわけです。
何事においても、問題を根本から解決するためには「対処を施す」こと以上に、その問題が生じた「原因の発見」という作業を重要視し、先行してそれを実施すべきなのです。
「対処を施す」ことばかりにとらわれている限り、仮にそれなりの改善を見せたとしても、問題の解決には至りません。何故なら「原因の発見」ができていなければ、問題解決のための「正しい対処方法」は見付からない筈だからです。
ですから、食べることで免疫を高めようとした際に「何を食べれば(摂れば)良いのだろう…?」よりも先にこう考えて欲しいのです。
「何を食べなくすれば(摂らないようにすれば)良いのだろう…?」
この意識を持つことは、嗜好に合う食品を好きな時に好きなだけ食べられる現代におきましては、特に!非常に!重要なことであると、僕は常々(実体験も踏まえ)そう感じています。
食習慣による免疫の低下は、その殆どが「○○の摂取不足」ではなく「○○の摂取過多」が原因で起こる、という認識を持っていただいて宜しいかと思います。
体内環境、人間関係、世界経済…この世の中を構成する全てのモノやコトは「バランス」という「秩序を創るエネルギー」にコントロールされています。
実は、何某かのバランスが崩れてしまう時には、往々にして「何者かが必要以上に存在したこと(or 加わったこと)」がその発端になっているのです。が、我々は、不足した時にしか反応しないという❝貪欲な習性❞を持たされてしまっているため、そのことに気付くことが難しくなっているのです(この理由は少し長くなるので、ここでは論じません)。
そして、止めるべく(or 控えるべき)「何か」を見付けるにあたって「❝良かれ❞の前提で積極的に取り入れている健康法や習慣を、まず先に疑ってみる」という作業が、とても、とても! 重要です。
では、何を 食べ・な・け・れば、免疫が高まるのでしょうか…?
…と、少し長くなりましたので、今回はこの辺にさせていただき、
次回は ❝要引き算❞ すること必須な
『免疫と深く関わる食べ物』のワースト3
をご紹介いたします。(次回掲載は1週間以内を予定しています)
それでは失礼します。
皆さまの健康を心よりお祈り申し上げます。
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